私も100歳になるの?
私は2091年に、100歳になる。
妄想を膨らませるときは、カフェに行く。
昨日の《ためしためし、最適さがし》に引き続き、
手帳のお話、第二話。
マンダラ手帳には人生百年計画チャートがあって、
何年が、自分の10代、20代、30代・・・70代、100歳と
書き込んでいく。
その年を書いて、まだ空白のある長い時間にくらっときた。
今まで、
ぼんやりと自分が歳を取っていくイメージはあっても、
「何年に、何歳」
と数字を自分の手で書いたのは初めて。
2091年は、
「まだ火星に行ったことがないから、
火星での生活はイメージできません。」
なんてくらい私には遠くて、
もやーっとした、
あるかどうかも分からない年。
何が起こるか分からないし、
生きているかも分からない。
だから、想像できないところは、
しなくていいやーと
思っていたけれど、
想像しはじめると、なにかがもぞもぞしはじめる。
やり始めると、存在し始める。
自分がつくった主人公が、
物語の中に住み始める、感覚。
どこかで、何かをしながら息をしている、
100歳までの歳をまとった自分に、
目を凝らしてみませんか。