2016-04-25 ジェントルなバス ジェントルバスに 出くわした。 見た目は変わらない。 でもジェントルは、その行動に現れる。 ドアが開くと、 「お嬢様、どうぞおあがりくださいませ」 と言わんばかりに ひざまずいて、招き入れてくれる。 平たく言えば、 ぷしゅーっ という空気音とともに車体が上下する ノンステップバスだ。 でも、それは 車いす用に、 足をあげるのが大変なひとに、 「必要だから」 という何かを越えた、 紳士な振る舞いを感じるものだった。 「大切に扱われている感覚」 「大切に扱う(物の)ふるまい」 「ひとはどうやって扱われたら嬉しいか」 という視点に気付かせてくれた。