ぱからん、はからん

ものつくりの、ものかき。

ジェントルなバス

ジェントルバスに

出くわした。

 

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見た目は変わらない。

でもジェントルは、その行動に現れる。

 

 

ドアが開くと、

「お嬢様、どうぞおあがりくださいませ」

と言わんばかりに

ひざまずいて、招き入れてくれる。

 

 

 

平たく言えば、

ぷしゅーっ

という空気音とともに車体が上下する

ノンステップバスだ。

 

でも、それは

車いす用に、

足をあげるのが大変なひとに、

「必要だから」

という何かを越えた、

紳士な振る舞いを感じるものだった。

 

「大切に扱われている感覚」

「大切に扱う(物の)ふるまい」

「ひとはどうやって扱われたら嬉しいか」

 

という視点に気付かせてくれた。