私は、私
自分が自分以外の誰でもないと言うこと。
〈ぬいぐるみもちょっとずつ顔が違う〉
あらためて書くのも、
こっぱずかしいくらい、
誰に言われなくても、
当たり前なのに、
1+1=2を習う前から明らかなのに、
時として、
いや結構頻繁に、
それを忘れることで、もがいたりする。
そして、
誰かに言われて、何かを読んで思い出させられる。
自分がよくわかっているはずなのに、
自分がよくわかっていない。
私は、私であって、
少し考え方が似ていようと、
顔が似ていようと、
同じ人はひとりも居なくて、
だから、誰かの生き方と
本質的に比較は出来ない。
日本に居たときつらかったのは、
ロンドンよりも人種がみんな同じで、
同じくらいの歳でその教育を受けて、
「比較」がしやすかったこと。
人種が違うと、文化が違うと、
違うのも当たり前だな、ってわかる。
とはいえ、
分かりやすいかどうかはおいておいて、
状況がどうであっても、どこにいようが、
私は、私である、
あなたは、あなたである。
そんな普遍的なことを数日前にふと
思い出させられたので、
これを読んでいる方にもお伝えします。