傾向と対策が風に乗った「ショウガ記念日」
ヒントはメタファーに乗ってやってくる。
今日は、
俵万智さん風に言えば「しょうが記念日」
〈今日は今までで一番ショウガが上手く切れた日〉
普段すこしずつしか使わないしょうがは、
買ってきたときに全部千切りにして、
小分けして冷凍している。
だから、月一くらいで訪れる
「ショウガを切る日」
最初にショウガを切った日は、
格闘だった。
硬いし、形ぼこぼこだし、繊維すごいし。
何回かは二割の勘と八割の力ずくで切って、
何度目かに「ショウガの切り方」を調べた。
繊維の方向は見れば分かる!と思っていたし、
繊維に逆らったら硬いことも分かっていたつもり。
でも、上手く切れたのは今日が初めて。
傾向と対策が飲み込めたのか、
繊維の流れがそろっていたのか、
切る人の動きを読む優秀なショウガだったのか、
機嫌が良かったのか、
天気がよかったのか、
心が落ちついていたのか。
わからない。
一ついえるのは、
今日は薄い刃の包丁を使ってみたこと。
クセのあるものには傾向と対策が必要で、
でもそれだけじゃどうにかならないときもある。
思いつかないのか、
何かを見落としているのか、
そのときは、
それを知らせてくれる、いい風を待とう。