ぱからん、はからん

ものつくりの、ものかき。

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

そっちの世界との仲介者

はじめて文章を書いたのはいつだったか。 はじめて小説を書いたのはきっと小学生だ。 推理小説の読み過ぎで、 よくあるような書き出しの、 これまた書き出しだけで終わる小説だった。 どんな文章だろうと、娘の「傑作」を褒めてくれる母に 私は得意げだった…

ゆる回路へのアクセス方法

休むと決めてゴロゴロしていると 出来ること。 〈ゆるい気持ちになる光景〉 休むという決断をするには きわどい時期がある。 とはいえ 体調の悪いとき、 無理に活動しても、 とにかく、はかどらない。 はかどらないばかりか、 惨事も起こしかねない。 今日は…

腰を落ちつけて

届こうと手を伸ばすことと、 どっしり受け取ること。 〈春の朝のハイドパーク〉 ドッジボールが得意な人は、受け取るのが上手い。 腰を落として、 どん、と受け取る。 自分の立ち位置がみえていて、 そこを踏みしめて、 動いていれば、 受け取るものがそこに…

ほがらかに想う

大切な人を想うとき。 〈見守ってくれている大きな木/マウイ〉 私には大切な人たちがいる。 そのみんなが、 それぞれの生活を楽しめていますように、 幸せに過ごしていますように、 わくわくしていますように、 と毎日お祈りをする。 大切なひとの大切なひ…

もう溶けかけた「できる」の粒

「呼吸をするように出来ることを増やす」 〈空に溶けていくひこうきぐも〉 この考え方に出会ったとき、 最初はよくわからなかった。 それが、だんだんと消化できてきた。 自然にできるようになったとき、 もうそれは自分の一部になっている。 だから「出来る…

ジェントルなバス

ジェントルバスに 出くわした。 見た目は変わらない。 でもジェントルは、その行動に現れる。 ドアが開くと、 「お嬢様、どうぞおあがりくださいませ」 と言わんばかりに ひざまずいて、招き入れてくれる。 平たく言えば、 ぷしゅーっ という空気音とともに…

空気入れ休憩

自分の、パフォーマンスが落ちているとき。 〈昨夜、ショーウィンドウの中で居眠りしていた猫たち〉 空気の抜けた自転車で走っている感覚。 空気を入れるのが面倒で、 「走れるからいいや」と乗っていたけれど、 空気を入れてみると、 驚くくらいスムーズに…

ベイビー目撃記録

出産ラッシュ。 かたつむりの。 〈この子の殻は小指の先くらい〉 この時期、 雨が降ると、 うちのまわりはベイビーだらけ。 どの家も庭があって植物がたくさんだから、 きっと、住みやすいのだろう。 ただ、 雨夜の歩行に注意が必要だ。 かれらは、生まれて…

荒いビッグウェーブ

流れの中に自分がいるとき。 〈波を認めるのはその砂の形跡からでしかない〉 流されているとき。 その流れが、 何がなんだか分からなくても、 望んでいた何かに近づいているようなとき、 それは波の中にいる。 何も見えなくても、 あぶくだけでも、 どっちが…

結晶するまえの静寂

アイディアがひらめく前。 〈日没前のハイドパーク。夏時間〉 誰にも邪魔されたくないとき。 それは 忙しくて手が離せないのではなく、 ぼーっとしているように見えても、 淡々と作業しているように見えても、 脳が静かに動いている。 脳の中で、足音をひそ…

一生分のスプーン一杯

スプーン一杯のはちみつ。 それが、 ハチ一匹が一生で集められるはちみつ。 〈The London Honey Company の London Honey〉 一生懸命働いて、 スプーン一杯。 私たちにとったら 一なめ。 ハチとヒトを比べたら、 それはスケールもありかたも、全然違う。 だ…

明日の朝きっとコーヒーが飲みたくなる

コーヒー好きな人へ。 〈Bond Street Station近くのBenugo〉 個人的に好きな、ロンドンのコーヒースポット5選。 いつもカプチーノを頼むので、 「カプチーノ比較」ということでご理解を。 1. Nordic Bakery (Piccadily Circus station) ミルクの泡が滑らか。…

〈実践〉えらぶ舌を育てる

塩とシソだけで漬けた梅干し。 〈原材料:梅/しそ/塩〉 ここ半年くらいで、 自分が食べているものに何が入っているかを 気にするようになった。 私は胃がタフでなく、食べたものが体調にすぐ響く。 体調が悪いと、気分もやる気も、行動もガタガタ崩れる。 …

大げさくらいが嬉しい

褒めまくる。 〈ロンドンにも桜〉 褒められるのが好きだ。 褒めるもの好きだ。 ちょっと大げさの方が嬉しい。 むしろ大げさじゃないとちゃんと伝わらないかも。 100点を取って褒められるのはわかりやすい。 でも、 それぞれの尊敬ポイントがきらっとする…

光の内と外

光をとらえる。 〈いつも通り過ぎていただけの教会に入れてもらった〉 教会のステンドグラスは、中からしか見えない。 その中では、 ステンドグラスというものよりも、 光を見ている。 茶室の虹窓、 家から漏れる明かり、 それは暗がりの中にうかぶ明かり。 …

影が見えたとき

マウイでいただいた言葉。 影が見えたとき、 それは強い光が見え始めているということ。 〈マウイ島、ラハイナのバニヤンツリー〉 自分にとって新しいこと、 やったことのないこと、 飛び込んだことのない場所、 見慣れていないものに向き合うとき、 最初は…

書いてふわっと昇華させる

手で、紙に書き出す。 〈晴れたハイドパーク〉 自分の中でうずうずしている感情を、 文字にしてみるのはこっぱずかしい。 どよんとすること、 ずきずきすること、 どきどきすること、 あああと叫びたいこと。 どうにかしたいけど、 はっきり見たくたくないこ…

関係性の触媒

ヒントはメタファーに乗ってやってくる。 〈路上仮設小池〉 雨が降って水たまりが出来る。 落ちた水滴は、 波紋をつくって干渉しあう。 水たまりが出来る前、 一滴ずつは 単独だった。 じわっと アスファルトに吸い込まれるだけ。 こんな近くに落ちていたっ…

ちょっと恥ずかしいだけ・・・

いつか、 準備が整っていたらと思っていること。 今の大学院を受けようと、まだ決める前に 学校を一度訪れたことがある。 そのときに迷い込んだ道を歩いてみた。 今までの人生を振り返ってみると、 いつでも、ぎりぎりで、 「準備万端」とはほど遠いところで…

やりたい/やるしかない/できる

ヒントはメタファーに乗ってやってくる。 やりたい/やるしかない/できる が合わさったとき。 〈梨/ポートワイン/バルサミコ酢でつくったコンポート〉 最初からコンポートを作ろうと思って 梨を買ったわけじゃなかった。 日本の梨が大好きだから、 和梨っ…

傾向と対策が風に乗った「ショウガ記念日」

ヒントはメタファーに乗ってやってくる。 今日は、 俵万智さん風に言えば「しょうが記念日」 〈今日は今までで一番ショウガが上手く切れた日〉 普段すこしずつしか使わないしょうがは、 買ってきたときに全部千切りにして、 小分けして冷凍している。 だから…

「悩んだら、怖いジェットコースターに連続5回」説

相手の話を大切に聴く話を書いたら、 話を聴かないという話を思い出した。 〈初夏の Kew Garden〉 『おんなみち』(著:奥谷まゆみ)という本が好きで、日本から持ってきている。 (※漫画『オンナミチ』とは別物です。) 奥谷さんは、心理療法をやっていた経…

大切な話は「一郎のオレンジ」で聴く。

たとえ話、第一章。 〈去年のクリスマスにつくったドライオレンジ〉 言葉を介して、 私たちは 渡したり、受けとったりしている。 伝え方は教えられてきたように思うけれど、 受け方は、「受け身」でいる限り、身に付かない。 具体的なアドバイスは、先人にま…

献立パズル、みんなで解いて

おうち料理人なら知らない人はいない、 献立パズル。 〈炊き込みごはんに明太子をのせて、ほうじ茶をかけた料理を私は「至福茶漬け」と呼ぶ〉 豚の角煮をつくった瞬間、 それはフルコースの幕開け。 初夜は煮卵と共に白いごはんで頂き、 翌日は角煮チャーハ…

実は気になってる?

最近嬉しいこと。 「実はブログ読んでるよ」とふと言われること。 横断歩道をスキップで渡りたいくらい嬉しいです。 ありがとうございます。 〈遠くからこっち見てる?ロンドン動物園のフクロウたち〉 いいね!やコメントをもらえるともちろん励みになる。 …

せいいっぱい届かせる

手で描かかれたものの、力 〈バービカンセンターのプランドローイング〉 先日のブログ《ちょうどいいねスキル》で写真を載せた、 カフェのあるバービカンセンター。 1970年に建てられて、 未だによい意味でクセのある空間を放っている。 この時代の設計図は…

走りまわれば腹が減る

幼稚園のとき、小学校のとき、 散々遊び回って、 お昼ご飯が、夕ご飯が待ち遠しかった。 〈ロンドンにも春〉 私はサッカー少女だったので、 朝サッカー、 業間休みはグラウンドにでてサッカー お昼ご飯をかき込んでサッカー、 放課後サッカーな小学生だった…

ちょうどいいねスキル

ちょうどいいを見極める。 バービカンセンターのカフェ。 ここのカフェは「ちょうどいいよね」という話を友人とした。 人がたくさんいると少しうるさいけど活気があって、 人が少ないときも寂しさはなく落ち着ける。 建物の無機質さに、安心を与えるあかりは…

私も100歳になるの?

私は2091年に、100歳になる。 妄想を膨らませるときは、カフェに行く。 昨日の《ためしためし、最適さがし》に引き続き、 手帳のお話、第二話。 マンダラ手帳には人生百年計画チャートがあって、 何年が、自分の10代、20代、30代・・・70代、100歳と 書き込…

ためしためし、最適さがし

一足遅く、2016年の手帳をやっと手に入れた。 どうしても気になっていた『マンダラ手帳』 手帳は、ためしためし。 大学時代は、自分でつくってみたり、 ここ三年ほどは、『夢を叶える人の手帳』を 気に入って使っていた。 手帳はいろんな「デザイン」が存在…