ぱからん、はからん

ものつくりの、ものかき。

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

人は、ほとんど水

体のほとんどは、水。 イギリス、バースの街にあるRoman Bathに行ってきた。 水は、 空から振ってきたり、 山の方から流れてきたり、 地下から湧いてきたり、 色んな姿をしながら、 地球の表層をゆっくりと循環している。 水は昔から神聖なものとされた。 浄…

部屋着に口出しさせません

部屋着。 休日に、のっそり起きて、朝ご飯を食べる。 服は着替えない。 特別なものではなくて、 寝るのと同じ服。 外に出る用事がなければ、そのまま部屋で過ごす。 ひとりぐらしの部屋着は、 人の目に触れない。 外出着は気にするけれど、 部屋着は、 何度…

「自分像」を決めつけない

エネルギーをもらえるものを身につける。 衣食住の「衣」の話。 Maui Mari Ocean Jewelry のターコイズペンダント 二月にマツダミヒロさんの魔法の質問マウイツアーに参加した際に、 WAKANAさんのホリスティックファッションセッションを受けた。 自分が今必…

こども返り

こども返り。 ロンドンのカフェのショーウィンドウ イースターは、 町中がイースターの飾り付けになる。 卵、ひよこ、にわとり、うさぎのモチーフ。 宗教行事としての意味からははなれて、感覚の話。 ショーウィンドウ、広告、カフェもろもろが、 春到来の花…

24時間、インプットオフ

24時間、インプットを切るチャレンジ。 情報が入ってくることで邪魔されていた、 純粋な情熱、思考の部分を掘り起こすこと。 www.youtube.com Jacob BarnettがTeen Ted Talkの動画でしている面白い話がある。 その中でも、 「ここからの24時間、一切学ぶこと…

見えている不確かなもの

光がないと、色は見えない。 光の話、第二話。 春、晴れた日の広場 晴れた日は、すべてが見違える。 おなじ街が、違ったように見える。 曇りの日の色、 晴れの日の色、 夜の色、すべて違う。 真っ暗になったら色は見えない。 そんな不確かなものであっても、…

人間だけど、光合成

今日は雨空の下で、太陽の話。 衣食住の「住」二話目。 東京にいたときは、 太陽はたいてい、当たり前にそこにあった。 確かに曇りの日もあるし、梅雨もある。 でもまさか、太陽があることを疑おうとはしなかった。 ロンドンの冬は、 分厚い雲が太陽を隠す。…

空間エネルギーの点

植物のある空間。 衣食住の「住」の話。 今の部屋に住むまで、花はもっと特別なものだった。 花は人に贈るもののような気がしていて、 自分のために日常に買うのは贅沢かな、と思っていた。 大家さんと同じ家に住んでいるのだが、 お客さんがよく訪れること…

おにぎりの、るんるんパワー

おにぎりって、遠足のわくわくを思い出す! 日常の便利さだけが優先になると、 ふと気持ちが貧しくなることがある。 白米玄米おにぎり 食の話、三日目 おにぎりの話。 一人暮らしなので、週一でごはんを炊いて、 冷蔵/冷凍で保存して少しずつ食べるのが、 …

炊飯ブラックボックス

電化製品はマジックだ! 中で何が起こっているか、さっぱりわからない。 食の話、二日目。 ごはんを炊く話。 鍋炊きごはんを始めたのは、 ロンドンの今の部屋に越してきて、炊飯器がなかったから。 これはサバイバルスキルを高めるチャンスと踏んで、 鍋炊き…

おなかを空かせる

衣食住と、さらっと言うけれど。 それは、家庭科の教科書の片隅の話じゃなくて、 生きることの話。 ある日の食事 今日は食事の話。 食事が整っているときは、 体調がいい。 気分がいい。 やる気もでる。 逆に、体調か気分が 崩れてストレスになっていると、 …

こどもの世界?

絵本を手に取る回数が増えた。 あることに気付いてから。 今日、古本屋で気になって購入した本。 「絵本はおとながかいている。」 つくる側にいるにもかかわらず、 こんなシンプルなことにやっと数年前に気付いた。 こどもに伝えたいことをかく。 描く/書く…

あなたが次のヒーローになる

めぐりめぐらせる。 ギブ・アンド・テイクという言葉はたまに厄介だ。 フライトの乗り継ぎで立ち寄った、サンフランシスコの夜景 何かを与えてくれた人に、何かを返すと言う考え方がある。 でもうまく返せないときもある。 そんなときに「他の人に返す」とい…

細胞がうずうずする

言葉になる前の、信号。 体のどこかがうずうずする感覚。 【映画:『天空の城ラピュタ』より ラピュタに降り立ったシータとパズーが池の底を覗き込む場面。 子供の頃から忘れられない、今でもうずうずするシーン】 言語化されていないけれど、 どうしても気…

美味しくなる瞬間まで待ってみる

寝かせる。 料理には、寝かせるという行程がある。 アイディアも寝かせるといいらしい。 ショートブレッドの焼き上がりは、とっても柔らかい。 だから、まず移動する前に冷まさなきゃいけない。 そして、クッキングペーパーの上だとふにゃふにゃになるので、…

一分くらいは、あげられるかも

めかぶから始まった、嬉しい出来事。 相手を「すこし」受け入れること。 Natural Naturalという日本のスーパーが帰り道にある。 店員さんも全員日本人で、私にとってはリトルジャパン。 日本の野菜、薄切り肉もあって、オーガニック食品の品揃えもいい。 七…

聞き返して、聞き返されればいい。

ロンドンに住んで、 英語の発音が気にならなくなった。 ここに来て驚いたのは、 英語にたくさんのなまりが存在すること。 そして、どれだけ訛っていても、堂々としているひとたちの多いこと!! 同じ大学の友人たちだけでも、 フランスなまり、 イタリアなま…

2014年3月14日

昔のある自分にワープしてみる。 二年前の今日、2014年3月14日 私はロンドンでRoyal College Of Artの面接を受けていた。 二年後の今、数ヶ月後に卒業をひかえている。 未来は予想できない。 何かいい感じのする方へ進むこと。 それだけ。 遠い未来を予想し…

春明けまして

春始まり。 日本で育った私には、 春始まりが骨の髄までしみ込んでいます。 世界を見ていくと、秋始まりだけでなく、 いろんな月から始まる国もあるようですが、 システムのはなしは一旦おいておいて、 植物の話。 冷たかった空気が、たまに温かさを含みはじ…

毎日の延長も大切にする。

3月11日、ロンドンから。 毎日の延長であることと、 延長でないこと。 作り手として、 何のために作るのか、 そもそも作る必要はあるのか、 作るだけの価値があるのか、 そこまで大切なものなのか、 キリのない問い。 今日が昨日の延長で、 明日が今日の延長…

勝手に再解釈「テンションが上がる」

テンションが上がる。 直訳できない日本語の一つ。 でも、直訳できそうな予感もうずうずしている。 どうしてテンションなんだろう。 「テンション」が「tension」だとしたら、英語での訳は ピンと張っている状態、「緊張」をあらわす。 まず、テンションが上…

親の人生との重なり

今日はとても個人的な話を。 個人的だけれども、 私のような人とも、 子どもを持つ親御さんとも、 どこか重なるかもしれない、想いです。 この二年ロンドンで、 両親と離れて暮らしているけれど、 連絡はあまり頻繁にしていなかった。 仲が悪いわけではない…

ありえる、イメージ。

仮説は正しくなくってもいい。 中学のころ大好きだった、理科の授業。 正解で、なくてもいい授業。 まずその日の出題が黒板に書かれます。 そして a, 〇〇 b, ●● c, わからない の三択で仮説を立てる。 いつもあるのが「わからない」の選択肢。 理由もちゃん…

おなかの中がお花畑?🌻

種を食べています。 ミックスナッツを買ったら、知らない種が入っていて、 なんだろう?と裏を見たら、ひまわりの種でした。 おやつにぼりぼり食べるナッツも、 お味噌にもお醤油にもなる、豆まきだって出来る大豆も、 もりもり食べているお米だって、 種。 …

言葉にやどる体温

夕方、ロンドンのバス停であった出来事の温かさが忘れられない。 その女性はベビーカーに赤ちゃんをのせていて、 ベンチに座るおばあちゃんの肩をさすりながら、 「大丈夫よ、大丈夫よ」と声をかけていた。 私が来たときには、事が起こって少し経ってからだ…

ふと、あなたのことが浮かんだもので。

「未来の通信手段はテレパシーかもしれない」 先日、友人たちと盛り上がった話題。 夢に好きな人が出てきたら、 「相手が夢に逢いにきた」 と考えたのが平安時代だから、 テレパシーは新しすぎるトレンドではなさそうだ。 ふと、その人のことが浮かんだとき…

舞台裏への、敬意

結晶された仕事に触れること。 《ISSEI MIYAKE autumn & winter 2016 in Paris》Photo by Tomomi Ogata 「食べたときに意識にとどまらないのがいいスプーンだ」 どうしても誰のことばか思い出せないが、 あるプロダクトデザイナーの名言。 このことばは、使…

盛大なるおもちゃ

昔、おもちゃをたくさん知っていた気がする。 ハサミがお気に入りだった。 切れるし、形を「描ける」し。 ペットボトルがスタメンで、 たまにゲットできる薬の小さい瓶なんて、贅沢な代物 茶色い磨りガラスの表面に、透明なマニキュアを塗ったら それだけで…

宿でゴロゴロしていてもいい

「旅はひとりがいいです」 昔お世話になった方が、ふと言ったひと言。 どういう意味で言ったのかはわからないけれど、 どうしても忘れられず印象に残っていることば。 それから、何が違うんだろうと考えるようになった。 誰かと行く旅は、その「誰か」との記…

人と重なるということ

会った瞬間から、他人とは思えなかった。 私にはそんな友人が何人かいます。 会った瞬間から緊張なく話せて、 片手で数えられるほどしか会っていなくても、 何時間でも深く話し込んでしまえるような相手。 立場も歳も全くばらばらで、 身を置いている分野も…