細胞がうずうずする
言葉になる前の、信号。
体のどこかがうずうずする感覚。
【映画:『天空の城ラピュタ』より
ラピュタに降り立ったシータとパズーが池の底を覗き込む場面。
子供の頃から忘れられない、今でもうずうずするシーン】
言語化されていないけれど、
どうしても気になる、どきどきする、釘付けになる、とか
身体的なのか精神的なのかもわからない
「何か」がうずうずして、
あなた自身に伝えようとしている信号のようなもの。
たくさんのものや景色がそこにあるのに、
見入ってしまったり、
思わずカメラを向けてしまったりするもの。
私のたとえば:
透けているもの、半透明なもの
ガラス
水中都市
焼き物の表面にたまった透きとおる釉薬
青いもの
青とオレンジの混ざった空の色
ひこうきぐも
植物が何かに生えているもの
苔とか小さくて細かい葉っぱ
細かく作り込まれたジュエリー
小さいガラスボトル
麦わら帽子が、木の葉が落とす夏の濃い光影
浜辺に打ち上げられた砂の中の小さい貝やガラス
微細なエッチングの線
活版の文字のかすれとインクだまり
ブルーグレーの万年筆がつくる文字の濃淡。
春のにおいのするまた冷たい空気や、
雨上がりの土のにおい。
あらためて文字にしてみると、
「そうなんだ」と自分で気付くこともある。
そしてたくさんある事柄が、
どこか深いところで繋がっているように思える。
子供の頃の記憶なのか、
思い出なのか、景色なのか。
もしかしたら、生まれる前にさずかった感覚なのか。
人によっては、
音楽かもしれないし、声かもしれない。
味かもしれないし、においかもしれないし、
触り心地かもしれない。
あなたが「あーたまらん!」となるもの/ことは何ですか?
あなたの「たまらない」は何に繋がっていますか?
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