ぱからん、はからん

ものつくりの、ものかき。

明日の朝きっとコーヒーが飲みたくなる

  • コーヒー好きな人へ。

 

f:id:hotorikoisu:20160419223352j:plain

〈Bond Street Station近くのBenugo〉

 

個人的に好きな、ロンドンのコーヒースポット5選。

 

いつもカプチーノを頼むので、

カプチーノ比較」ということでご理解を。

 

1. Nordic Bakery  (Piccadily Circus station)

ミルクの泡が滑らか。濃厚ミルクなのに、コーヒーとのバランスがいい。

酸味のないくせのないコーヒー。酸味なし。

ストックホルムで飲んだラテを思い出す。

Cinamon Bunがおすすめ。ロンドンでは珍しい「甘過ぎない」シナモンパン。

内装は落ちついた暗めの色調で統一してあって、落ちつきます。

いつも込み合っている印象。

 

2. Cafe Remon (Finchley Road station)

コクのある、チョコレートのような香ばしいコーヒー。酸味なし。

ミルク系を頼んでも主張のつよいコーヒー。

濃いのが飲みたい!というときはここ。

木基調の、「近所のベーカリー」な雰囲気。

店員さんがフレンドリーで、居心地がとてもいいです。

 

3. Workshop Coffee (Oxford Circus station)

比較的酸味のある、フィルターコーヒーです。

酸味のあるコーヒーが苦手な私が初めて美味しいと思った、

バランスの取れたコーヒー。酸味60%くらい。

席は三、四組でいっぱいになるくらいの職人気質で小さなおしゃれなお店です。

(いくつか店舗があって雰囲気が違うみたい)

 

 

◎チェーン店

 

4. Benugo

少し酸味のあるコーヒー。酸味40-50%くらい。

ナチュラルな木調子と金属や明るい挿し色が目を引く、

オープンな雰囲気で清潔感のあるおしゃれな内装。

Neroほど店舗は多くないですが、おすすめ。

 

5. Cafe Nero

ロンドンでの大手コーヒーチェーン店と言えば、Costa、Nero、Starbucks

店舗によって、時間帯によって、味が変わったりするので一概には言えないけれど、

どこでも見つかるので、チェーンの中では一番良く行きます

香ばしい酸味のないコーヒー。

雰囲気は皮、石基調。

イタリアン陽気な店員さんが好き。

 

番外:Monmouth Coffeeはよくおすすめされますが、

私はまだ行ったことはありません。

 

 

カプチーノを頼むとたいてい訊かれる

'Chocolate on top?'

ぜひチョコレートパウダーありでお楽しみを。

〈実践〉えらぶ舌を育てる

塩とシソだけで漬けた梅干し。

  

f:id:hotorikoisu:20160418074637j:plain

〈原材料:梅/しそ/塩〉

 

ここ半年くらいで、

自分が食べているものに何が入っているかを

気にするようになった。

 

私は胃がタフでなく、食べたものが体調にすぐ響く。

体調が悪いと、気分もやる気も、行動もガタガタ崩れる。

日本にいるときは漢方薬を飲んでごまかしていたけれど、

 

基本的なところから変えること、を最近試している。

 

本日は、添加物の話。

 

添えられて、

加えられた、

物のはなし。

 

この梅干しみたいに、

原材料から一目で

「全部知っているものでつくられている」と

分かると簡単。

 

もちろん、野菜とか材料を買って、調味料も買って、

料理すると自分で分かる。

マヨネーズも、ドレッシングも。

 

全部出来れば理想的だけれど、

そう完璧にはいかない時。

 

気にしはじめたら(産地/オーガニックかどうかも)

何もこわくて買えない!

買いたいものが高い!

ってなったことが一時期あって、

そんな気持ちで食べたら体にも良くないなと、気持ちを改めた。

 

食事大変革できなくとも、

「怪しいものを減らす」って意味で、

最低限チェックポイントを決めた。

 

もっと興味があったら、

具体的に指摘している本はいろいろ出版されているので、

読んでみてほしい。

 

以下は、私なりに見つけた

海外生活でも、何語でも、

何となく分かるポイント。

 

加工食品(食パンも含む、一つ以上の材料で出来ているもの)

を買うときは、

 

◎「買わない」チェックポイント

+原材料がやたら多い(何語でも一目で分かる)

+原材料の最初が「Suger」(買っちゃうこともある)

+原材料に、薬品名のような謎の名前がある(一つや二つじゃない)

+濃縮還元ジュース('from concentrate')

 

◎食べて/見て 疑うもの

+何味、という味の分からないもの(味を合成してる/複雑なのに平たい感じ)

 ー 異国料理だと知らないハーブやスパイス、チーズの可能性もたまにある

+気持ちよく満足できないもの(やめられない止まらない/食後のだるさ)

+やたら安いもの

+やたら保存のきくもの(昔からある保存食は別)

+原形の分からないもの(粉末だしとか)

 

 

理想から言ったら邪道かもしれないけれど、

私はそんな方法でチェックをしている。

 

裏(原材料/産地)を見るようになると

よく目にするお菓子や

出来合いの加工食品が、

どれだけ謎のもので出来ているかを知る。

 

 

どうしても好きなものなら、私はとめない。

人の生き方はそれぞれ。

 

でも、

私の大切な人たちに、

ご縁があった人たちに、

世界中の人たちが、

みんな

体調よく、気持ちも元気に

幸せにすごしてほしいなあ、

と思っているので、

 

私なりに考えたことを、

このブログに書いています。

 

何かの押し売りじゃなくて、

届くべき人に自然と響けばいいとおもう。

 何かのヒントになったら。

 

美味しくいただくことはとにかく大切。

 

舌と体でわかるようになりたいですね。

 

 

 

食べ方の話、産地の話はまた次の機会に。

 

読んでいただきありがとうございました。

大げさくらいが嬉しい

褒めまくる。

 

f:id:hotorikoisu:20160417080709j:plain

〈ロンドンにも桜〉

 

褒められるのが好きだ。

褒めるもの好きだ。

 

ちょっと大げさの方が嬉しい。

むしろ大げさじゃないとちゃんと伝わらないかも。

 

100点を取って褒められるのはわかりやすい。

 

でも、

それぞれの尊敬ポイントがきらっとするのは、

いろんな日常の一瞬。

 

その人にとっては、

 

できて当たり前のことだったり、

出来るようになってから日が経って呼吸のようになっていたり、

その「分野/世界」の中では「まだまだ」って思っていたり、

周りは出来ているけれど、身につけようとしている途中の努力だったり、

 

空気さえ元気にする笑顔とか、

周りを穏やかにするちょっとした気遣い、

話を聞いてもらうだけで考えがまとまる聞き上手、

こつこつと進んでいく姿勢、

遊ぶ働くのバランスの取れた生活、

忙しくとも気の届いたこぎれいなメイクや服装。

 

得意不得意、

びっくりするくらいに「その人スタンダード」が

存在する。

 

周りの中では「こういう人」ってあたりまえの認識でも、

改めて言われてみないと本人は気付いてないかもしれない。

言うまでもなさ過ぎて、

本人の耳に届かなかった嬉しいうわさ。

 

さっきあったばかりの人にも、

長い付き合いでも、

今更に思えても、

前に言ったからいいかじゃなくて、

「実は、こういうところすごいと思ってるんだ」って

伝えてみてください。

 

ちょっと大げさに。

 

光の内と外

光をとらえる。

 

f:id:hotorikoisu:20160416092433j:plain

〈いつも通り過ぎていただけの教会に入れてもらった〉

 

教会のステンドグラスは、中からしか見えない。

 

その中では、

ステンドグラスというものよりも、

光を見ている。

 

茶室の虹窓、

家から漏れる明かり、

それは暗がりの中にうかぶ明かり。

 

明かり、というのだから、

周りは暗いだろうと思う。

 

暗闇を追い出すように隅々まで照らす明かりは、

いろんなことが自明になる。

行き過ぎた人工照明。

 

昼と夜の、自然な流れ。

夜と朝の、夕と夜の、

その実は途切れのない光。

 

暗がりの中で見る外の光は、

普段なれすぎていた光を

もう一度思い出させてくれる。

影が見えたとき

マウイでいただいた言葉。

 

影が見えたとき、

それは強い光が見え始めているということ。

f:id:hotorikoisu:20160415072404j:plain

マウイ島、ラハイナのバニヤンツリー〉

 

 自分にとって新しいこと、

やったことのないこと、

飛び込んだことのない場所、

 

見慣れていないものに向き合うとき、

 

最初は、もんやりとしたわくわくが見えて惹かれ始める。

 

その先に、

行動を始めたとき、

真っ正面から光に向かいはじめたとき

 

自分の出来ていないことや足りなさや、

何も見えない不安が見えてきて

そのつよい影の中に取り込まれて

すこし足が止まる。

 

強い、闇が見えたとき、

それは、逆光の先にはそれだけの光があるということ。

 

いつも見慣れた光じゃ見えないだけの、

その先の自分を見ようとしていること。

 

つらい何かを感じたとき、

その影を作り出している光はなんですか?

書いてふわっと昇華させる

手で、紙に書き出す。

 

f:id:hotorikoisu:20160413062448j:plain

〈晴れたハイドパーク〉

 

自分の中でうずうずしている感情を、

文字にしてみるのはこっぱずかしい。

 

どよんとすること、

ずきずきすること、

どきどきすること、

あああと叫びたいこと。

 

どうにかしたいけど、

はっきり見たくたくないことたち。

 

 

でも、

ペンを持って、

書いてみると、

案外大したことじゃない。

 

ごちゃごちゃでシリアスで大人の事情だった「はず」なのが

モモタロウのように、

すっぱだかで出てくる。

 

書いてみたら、シンプルだった。

 

なーんだ、そうなのか、それだけか。

 

自分で原因を作り出していたり、

好きで選んでいたものの反面だったり、

もはや時にまかせるしかないことだったり。

 

まずは、カフェでも公園でも、

きらくな場所を探して、

お気に入りのペンとノート、

もしくは捨ててもいいようなメモ紙を持って、

書いてみること。

 

えいやえいや消化しなくたって、

ドライアイスのようにふわっと昇華される。

関係性の触媒

ヒントはメタファーに乗ってやってくる。

 

f:id:hotorikoisu:20160413060517j:plain

〈路上仮設小池〉

 

雨が降って水たまりが出来る。

落ちた水滴は、

波紋をつくって干渉しあう。

 

水たまりが出来る前、

一滴ずつは

単独だった。

 

じわっと

アスファルトに吸い込まれるだけ。

 

こんな近くに落ちていたって、

干渉しあわない。

 

水たまり、という触媒が現れて初めて、

それらはお互いの関係性を認識しあう。

 

それは水滴と水溜まりのように、

似通った関係で

つもった量の違いかもしれない。

 

はたまた、

とっても異質なもの。

 

あたまの中のアイディアが、

雲のように宙に浮かんでいたら、

ホットチョコレートを注いでみると、

干渉を始めるかもしれない。

 

遠い相手だと思っていた人が、

ささいなきっかけで、

ひとりの友人のおかげで、

するりと繫がることもある。

 

身動きの取れなかった問題が、

あるキーワードによって、

役割を見いだした歯車さながら

メキメキと動き出すかもしれない。

 

人にとって空気は見えていなくても、

魚にとっての水も、当たり前で、

 

触媒はそこにあるけれど、

見えていないだけかもしれない。