ぱからん、はからん

ものつくりの、ものかき。

シンプルにしてから

一度シンプルにしてから。

 

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〈芝は、ただの平面じゃないけど、まずは芝である〉

 

つくること、つたえることの話。

 

想いが詰まっていたり、

長く時間をかけるほど、

話がややこしくなる。

 

想いを全部詰め込んだら、

ごちゃごちゃになる。

自分でも理解できないことは、相手にも伝わらない。

 

そして思いは膨らみ、

どんどんいっぱいいっぱいになるかもしれない

 

そんなときは、

これも、あれもの前に、

その「一番のこれ」が

シンプルになるようにする。

 

それは、

自分がふりだしに戻るのではなく、

ふりだしから歩んできた道を見直してみること。

立ち止まる必要があったり、

少し戻る必要があることを恐れないこと。

 

シンプルにできたら、

自分がどう伝えるか、料理するかを

そのあとに考える。

 

芝の凹凸、

海のさざ波、

それらはその「複雑な美しさ」を

最初からつくろうとして

つくられたわけじゃない。

 

引いて、遠くから見たら、

それはまず「芝」であり「海」であるのだ。

 

今の自分に必要なこと。

 

つたえる、つくるは、

まず自分が最初の相手となって、

シンプルに理解することが大切だと思います。